お水のお話vol.01 お水とお酒

日本の清酒は糖化とアルコール発酵を同時に為す、
世界で唯一の醸造酒だそうです。

兵庫県工業技術センターの研究員さんは奇跡という
コトバを使っておられました。
この清酒、水の性状が直接影響します。
硬度が低い新潟の酒は
「淡麗で飲みやすく人気が高い!!」

酒作りは一般的に軟水が佳いといわれますが、
京都・伏見の硬度は高いし、
日本一の酒どころ『灘の生一本』で知られる
灘五郷の宮水は硬度も日本一高いんで…
そう単純な話でもなさそう。
「水・米・麹・酵母」と「気候」とが呼応して
仕上がる「清酒」は、正に地域の持ち味を活かした
結晶なんですね(^^)

ちなみに、石器時代に端を発する
ワインはブドウの発酵酒なんですが、
「水を一滴も使わない」って
知ってますか?
スッゴい違いでしょ。

石灰岩質の中近東・欧州など大陸は、
水にマグネシウムやカルシウム等、
ミネラルが多すぎるから水を使わない
お酒ができたんですね。
逆に水に恵まれた英国は水を使う
ウィスキーができたんですよ。
ねっ、水って存在感あるでしょ。
このお話、誰かに教えてあげてくださいね。
今度はお水とおだしネ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です