![](https://i2.wp.com/waters-inc-blog.net/wp-content/uploads/2020/06/20180123163027.jpg?resize=525%2C404&ssl=1)
知ってるようで知らないモノ
活性炭
冷蔵庫には必ずキ○コ。
キム○といえば活性炭。
冷蔵庫の脱臭のほかに、
砂糖やお酒の精製や脱色。
あと、
たばこのフィルターにちっちゃい粒状のが
挟み込んであったり。
トピックスとしては福島第一原発事故の時、
全国から大量の活性炭が現地に集められた。
放射性ヨウ素の吸着剤として
水処理でもよく使います。
し尿に汚染された水から
アンモニア態窒素を取除いたりできるし、
臭気や有機物の除去に活性炭塔を組込むと
フツーの浄水場が高度浄水処理場に
格上げされたりもします。
とにかくスゴ腕です
たまに竹炭や備長炭がろ過や脱臭に優れてる、
なんて話を聞きますが、
ゼンゼン比較になりません。
活性炭と竹炭では
スタバと缶コーヒーくらい格が違います。
![](https://i1.wp.com/waters-inc-blog.net/wp-content/uploads/2020/06/20180123163159.jpg?resize=525%2C439&ssl=1)
普通の炭と活性炭では微細孔の数に大きな差があります。
大量の微細孔がつくる膨大な表面積がアレを生みます。
コップの水が
縁をかけ上がったり
盛り上がったりする界面現象
で、この界面現象をより強力にするのが
毛管現象です。
これは孔が小さいほど表面から生まれる
引力が強くなるんで分子の吸引力が増大します。
活性炭にはナノレベルの微細孔が大量にあるんですが、
竹炭や備長炭と違って2ナノ以下の
光学顕微鏡でも見れないほどの、
ちっちゃい孔がいっぱい発達しています。
孔のサイズはオングストロームという単位で現します。
![](https://i1.wp.com/waters-inc-blog.net/wp-content/uploads/2020/06/20180123163127.jpg?resize=525%2C396&ssl=1)
で、
その発達した微細孔がどれほどか
簡単にいうと活性炭10gの表面積が
甲子園球場のグランド2個分に
相当するんです。
10gの活性炭って指先ほどの量ですよ。
この膨大な表面積が
圧倒的な吸着力を作ってるんです。
お財布にはチョと厳しいお値段ですが
そこは、まぁ仕方がない。
なので、
一般的な浄水器には30gもあれば
いい方です。
値段が上がるからあまりたくさん
使えないのかな。
水処理屋が作ったネオパルフェは
活性炭を景気よく使ってます。
704g
えーと、
10gが甲子園2個分だから…
甲子園のグランド140個分
これで1年間の水道の臭いと
残留塩素を取除きます。
鉛やカドミウムなんかの
重金属も取り除きます。
カルシウムやマグネシウム
は取りません。
![](https://i2.wp.com/waters-inc-blog.net/wp-content/uploads/2020/06/20180123202055.jpg?resize=525%2C699&ssl=1)
ホントはもっと少なくしてコストを抑えたいんですけど、どうしてもこれだけの量が無いと浄水しきれないんです。
備長炭も竹炭も多孔質には違いありませんが、微細孔の形成という意味では比較にならない差があって、それは浄化力にハッキリと表れます。
活性炭のはなしはこんな感じです(=^・^=)
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